沿革

配管部品と、ともに100年

当社は、創業者岡田専一が1910年(明治43年)6月に大阪市水道事業に使われる大型鋳鉄製バルブの部品を製造する鋳造工場として、岡田製作所を大阪市北区で創業しております。その後、国内に先駆けてプレス加工による給油器の製造に成功し、昭和初期には工作機械、農業機械に広く普及しました。先の大戦中は、軍の指定工場となり隆盛を迎えましたが、空襲による焼失や、続く敗戦により、工場や財産のすべてを失いました。

戦後は二代目岡田豊が暖簾を頼りに商社として再出発。製造を協力工場に委託する手法で自社ブランドの給油器や油圧配管等を開発し、国内販売はもとより台湾や東南アジアへの輸出にも乗り出しました。1970年代に入り、為替の自由化に伴い輸出から輸入へと比重を変え、海外メーカー品の輸入を開始。ヨーロッパの有力ホースバンドメーカーと販売代理店契約を締結しました。1980年代になると、このホースバンド商品が自動車メーカーや建設機械メーカーに相次いで採用され、輸入部品の主力商品に成長。同時に、油圧配管や空圧配管、一般配管の商品の販売も伸長しました。

1990年代には、ステンレス配管部品をファブレスの手法により自社ブランド化し、現在もなお国内において一定のシェアを獲得しております。2000年代には、配管以外にも工具・用品・消耗品など、工場や建設現場等に使われる間接資材の販売がスタート。従来の卸売専業から業態も一新し、インターネットによる業務用通販を立ち上げております。2010年代からは、韓国にも日本国内と同じ業務用ネット通販サイトを開設。国内では直営によるプロショップを事業化しております。このほか、住宅設備機器を自社ブランド加え新たな市場開拓にも着手し、現在に至っております。当社グループの創業以後の経緯は以下の通りです。

明治43年1910年 創業者岡田専一が、大阪市北区に岡田製作所を創業
昭和2年1928年 プレス加工による鉄製注油器グリースカップを自社開発。商品名「ネルソン印グリースカップ」を商標意匠登録
昭和19年1944年 岡田製作所を法人改組し、「日本注油器工業株式会社」を設立、資本金21万円
昭和21年1946年 商号を「岡田産業株式会社」に改称。業種を機械工具卸売業に変更
昭和22年1947年 岡田豊が代表取締役社長に就任
昭和31年1956年 油圧用配管継手の取扱開始
昭和55年1980年 ホースバンド商品の輸入販売を開始
昭和56年1981年 資本金を3,000万円に増資
平成8年1996年 初のプライベート・ブランド商品「ステンレス製ボールバルブ」を発売
平成9年1997年 岡田吉高が代表取締役社長に就任
平成20年2008年 商号を「フローバル株式会社」に改称
平成20年2008年 Eコマースサイト「配管部品.com」をリリース
平成21年2009年 既存顧客向け注文専用サイト「らくねっと」を開設
平成23年2011年 シンガポールに子会社「Flobal(Asia)Pte.Ltd.」を設立
平成24年2012年 大阪府八尾市に「西部ロジスティックセンター」を開設
平成25年2013年 韓国ソウル特別市に子会社「 Flobal Korea Co.,Ltd」 を設立。Eコマースサイト「GlobalMRO.com」をリリース
平成26年2014年 中国上海市に子会社「芙麓(上海)商貿有限公司」を設立
平成29年2017年 資本金を9,000万円に増資
平成29年2017年 大阪府八尾市に「配管PRO八尾店」を開店(現「設備マート八尾店」)
平成30年2018年 大阪府大阪市住之江区に大阪ショールームを開設(大阪南港ATC)
平成31年2019年 兵庫県尼崎市に「配管PRO尼崎店」を開店(現「設備マート尼崎店」)
平成31年2019年 神奈川県横浜市中区に横浜ショールームを開設(横浜ワールドポーターズ)
令和元年2019年 プライバシーマーク認証を取得
令和2年2020年 東京都足立区に「設備マート足立花畑店」を開店
令和3年2021年 大阪市西区西本町に本社事務所を移転
令和3年2021年 経済産業省「健康経営優良法人2021(中小規模法人部門)」に認定
令和3年2021年 TOKYO PRO Market に上場
令和4年2022年 大阪府守口市に「設備マート守口店」を開店
令和5年2023年 岡田吉高が代表取締役会長に就任
令和5年2023年 小林勇が代表取締役社長に就任
令和5年2023年 大阪府大阪市平野区に「設備マート平野店」を開店